ゆきうさの雑記帳

『たけたよ たけたよ』絵本原画展を終えて

まだまだ走っている気分のゆきうさです。

おかげさまで『たけたよ たけたよ』絵本原画展は10月29日、無事に終了いたしました。

本当にたくさんの方々に足をお運びいただき、日々感謝でいっぱいの1週間でした。

会場にいらしてくださった方々はもちろん、気にかけてくださった方々、ずっと支えてくれた家族。

本当にありがとうございました!

この原画展は私にとって全てが初めてで、不安もたくさんありました。

初めての絵本。初めての個展。急遽思い立ち、初めてのZINEも作り、1週間全て在廊しようと心に決め、お知らせハガキにも明記しました。

10月は娘の運動会もあり、家族や自分の体調、お天気の心配ばかりしておりました。

そんな10月のある日、展示期間中の土日に「神保町ブックフェスティバル」があると知り、その数日後、「神田古本まつり」も開催されることを知りました。(恥ずかしながらそのようなイベントがあることも知らなかったんです)なんてラッキーなんだろう!長期天気予報は1週間雨マークだけど。。と(笑)

実際には会期中に雨天もさほどなく、土日のイベントも開催され、古本まつりもあって、たくさんの方が神保町にいらしていることを実感した週末でした。そんなこともあり、土曜日の昼過ぎには用意していた絵本は完売。とてもありがたいことでした。その後、「売れてしまったのね」、と残念そうにされるお客様もいらして、申し訳なかったです。

この展示をする前は身内やお知り合いの方々からのご感想しか私には届いてこなかったのですが、「展示をする意味はここにあったのか!」と思えたほど、ご覧いただいている方のお声がたくさん聞こえてきました。

私に話しかけてくださった言葉はもちろん、お連れの方との会話(聞こえちゃうの、ごめんなさい)や誰にともなく出された声、芳名帳にお書きいただいたご感想も。

全てが、ただ机に座って描いているだけでは得られないものばかり。

私、日本語しか話せないのですけど、英語で話しかけてくださったり(返答は臆すことなく日本語です)中国語でニコニコしながらご感想を書いてくださった方もいらしたんです。美味しいご飯は世界を平和にするんだ!と勝手に感じました。あとね、手前味噌だけど、主人公のかまどんが本当に可愛いくて。可愛い子も世界を優しくしてくれると思う。

「可愛い」、「美味しそう」、「お腹すいちゃった」この言葉たちは、ご来場くださった方々にたくさんお声がけいただいた言葉たち。絵本の名脇役のねずみ君も見つけてくださる方が多くて嬉しかったです。

登場するご飯は、子どもに馴染みのあるご飯を選んだのですが、大人にもちゃんと伝わっていて、「私はね、これが好き!」「これはちょっと苦手なの」そんな声もたくさんかけていただきました。

一番人気はなんだったんだろう?投票箱やシール貼り用紙みたいなものを作っておいてもよかったなって思ったりしたほど。

絵本が形になるまでとても長かったのだけれど、諦めなくてよかった。半年以上、悩みながら原画展の準備をしてよかった。たくさんの方のご感想を直にお聞きでき、様々な形の優しさに触れて、またコツコツと絵本を作り、絵を描いていこうと思えました。

本当に全ての方にありがとうを伝えたくて、ここに残しました。

そして、このブログも最後までお読みいただき、ありがとうございました。

では、また。

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