ゆきうさの雑記帳

2021年誕生日所感

お盆シーズンに生まれたゆきうさです。

 2021年8月12日。43歳になりました。夫に朝、「44歳だっけ?」と言われましたが、気にしません。(自分でも年齢がよくわからなくなること多々だけど、根に持っている)

43歳。特別なんです。それは、2016年5月に湯島天神で大入袋を出していた占いおじさんの言葉から始まっています。5年前の私は今とはまた違うことも絡んでとても悩んでいました。ずっと絵で食べていこうとは思ってきたけど、それを否定して生きてきて、今度はその気持ちと向き合いたい。本当にいいのかな?そして、それ以前に子供はもう諦めたほうがいいのかな?妊婦さんを羨望の眼差しで見つめ、友人たちの妊娠出産報告も心の底からは喜べなくて、ほとほと自分に嫌気がさしていました。ちょうどその日も、妊娠中の友人との会食の前におじさんを見かけたんです。友人夫妻を待ちながら後から後から人がたえずに何かを話し、大入袋を渡す姿を眺めていました。会食が終わっても、ずっと気になっていて、湯島天神に戻り、おずおずと話かけてみました。

芸術で身を立てたいのですが。。そう聞くと答えは、「マイペースがいいから、いいよ!ただ、相手に左右されるから、良い友達を持つんだよ!いい相手を選ぶんだよ。子供はいるの?子供がいるともっと幸せになるよ。」そう言われました。子供、授からないんですけどね、とボソッとそばにいた夫に言いながら、そこにも触れて聞いてみたところ、41、42歳だねと言われて、そんなに待てませんけど??って思った愚かな私でした。実際、41歳になる年に40歳で出産をしたので、このおじさん、見事に言い当てていたんです。このときに43歳、というキーワードが出たんです。43歳までには私が動いているよ。そう言っていたと思いますが、どんなにひっくり返しても、この時の言葉がメモしていなくて、私と夫の記憶に残っているのみなのが残念です。(それ以外はしっかりと以前書いていたブログサイトやノートに記してあるのに)

そんな言葉も忘れていた43歳になる前の今年1月、確かに私は動き出したんです。なんのコネも実績もないまま、娘を保育園に入れたいと願う気持ちだけで。この世界的騒動の最中でも、幼稚園入園までは待てない。そう思うだけのことが重なっていて。相談に行った区役所でも、見学に行った保育園でも、この時期(2次募集申請時期)になっての申請なんて無理だと言われ続けたけど、ご縁あって、今の保育園に入れました。本当にありがたい。心がどれだけ救われたか。結果、その後の課題は山積みだけど、あとは自分で自分を売り込むだけだから。なかなか報われないし、自分が描かなくたって、絵本を描かなくたっていいじゃないかと思うこともしばしばあります。世の中にはたくさんの絵を描かれている方がいて、たくさんの良質な絵本があって。でも、やっぱり私は描きたいのです。絵や文を通して伝えていきたい気持ちがたくさんあります。自分の目を通して見たもの、聞いたもの、感じたこと、1人でもいいから伝えたい。それは身近な娘にも。

今年前半は、ずっと迷っていました。今も正直に言うと迷っていますが、時間は限られているので、自分の優先順位はなんなのかよく考えて描いていこうと思っています。目先のことに気を取られて、ずっと後回しにしていた絵本作りを再開しようと心に決めました。43歳目前の先月、やっと心が決まったんです。ずっとドタバタしていて、情報に煽られて、焦って。向き合えてこなかったから、ずっしり腰を据えようと思います。そこでこれじゃなかった、と思ったらまた軌道修正します。もう随分と遠回りして、絵以外のたくさんのやりたいことに足突っ込んで生きてきましたし。描いていなかった時間も絵を描くように生活していたんだと、後から思うほど、私にとって描くこと、書くことは自分そのものなんですよね。

たくさんの活躍されている先輩方は自分より年下とかザラですしね。こればっかりは年齢じゃない。でもやっぱり、ずっと心の奥底で大切にしてきている言葉たちって、恩師だったり、人生の先輩たちから何気なく贈られている言葉なんですよね。いろいろ先輩方から、まだまだ吸収していける40代でありたい。

今日からまたスタートです。どうぞ、お見守りください。神様、仏様。

とりあえず早く風邪ひきが治さねば。少しだけ、絵本にも着手し始めました。これからまだまだ、たくさん描けますように。

では、また。

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