ゆきうさの雑記帳

童話の挿し絵制作メモ(2):さるかに合戦編

2作目を描けて安堵しているゆきうさです。

むかし話の挿し絵を週1ペースを目標にしているのに、1作目から1週間が経ってしまって密かに焦っておりました。描けなくても誰にも迷惑はかけないし、勝手に自分で作ったハードルなんですけど。

2作目の絵本は夫に「『さるかに合戦』がいいんじゃない?」と言われて、即決でした。なにせ「うす」が出てますから。猿は描くの得意じゃないけど、カニは私のカニになるし、いいね!って。でも、週前半はものにもならなかったカットイラストに2日を費やしていて、あ、ダメだこれは使えないなって判断を下して、慌ててこれに取り組み始めました。

描きたい場面は少し悩みました。さるがカニに柿の種とおにぎりを交換して欲しいと言う冒頭か、うすが出てくる場面。とにかく私らしく、うすを描きたい!それだけ(笑)結局これも1作目同様に終盤を描くことにしてしまった。

今回は、色に手こずった。塗っていると良くも悪くも普通の私が描く色で。あー、こんなんじゃないんだ!って塗っても塗っても納得できなくて、途中で画材を買い足しに行くも、欲しいものが即座に手に入らず、それならば(いつもの絵の具で、今までの私で)これはこれとして仕上げてみようと思い直して描いた1枚。

描いていて、やっぱり、綺麗に綺麗に塗ろうとしていて自分が嫌になった。できるだけ細かく、できるだけできるだけって、綺麗なのが描きたいんじゃなくて、自分を出せた楽しいが描きたいのに。「綺麗に塗る」これが体に染み付いてるな、色の選び方も通り一辺倒だな。でも抜け出せないな。絵の具を変えて1から描き直そうかな?そう思ったりもした。でも描き進めてみた。あーあ。私だ、私だって思いながら。

出来上がりは、うん、イメージは少し違うけど、これが私よね。そう、今の私の絵なんだって思った。完成すれば、それはやはり嬉しい。これからも悩みながら描いていくうちに何かを掴めるといい。変わらないかもしれないけど。

進め、進め。亀のペースでも、足を止めずに。

次回からは制作についてもう少し触れておこうと思います。今回の制作内容は下記に記しておきます。

制作メモ

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